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内容

調達方法の選択肢

各トレーサビリティモデルには長所と短所があります。 どのサステナビリティ基準を使用するかを選択する際には、そのスタンダードが使用しているトレーサビリティ・モデルを理解することが重要です。

これは、あなたの会社のサステナビリティ戦略の要件を満たしているかどうか、あなたの製品のサステナビリティをどのように主張したいかを評価するのに役立ちます。

長所と短所

モデル 1: 識別

長所

製品に含まれるコットンの種類と供給源は、個別で追跡およびラベル付けできる。

認証されたサステナブル・コットンを実際に含んでいる製品が最終消費者の手に渡る。

前向きなインパクトのあるストーリーを特定の綿花生産コミュニティに結びつけることができる。

短所

サプライチェーンのすべての段階で追加の書類と検証制度が必要となるので、サプライヤーにとって識別された認証コットンを取り扱いにくい。

モデル 2: 分離

長所

認証されたサステナブル・コットンを実際に含んでいる製品が最終消費者の手に渡る。

サステナブル・コットンの供給元がフレキシブルであるため、調達がしやすい。

サプライチェーン上の業者は、複数の識別された認定コットンの供給元からの認定コットンを合計して目的の分量を1つのストックアイテムとして扱うことができる。

短所

追加の書類と検証制度が必要となると、非認証コットンも扱っているサプライヤーは識別された認証コットンを取り扱いにくい。

どの繊維がどの認証農場、農場グループ、一次加工工場からきているのか、特定ができない。

モデル 3: マス・バランス

長所

大規模生産が可能

開始コストが低い

素早く簡単に開始できる

物理的なトレーサビリティがなくても、サステナビリティをサポートしていると主張することができる

サステナブル・コットン市場の全てのサプライチェーン関係者が積極的に関わっている

短所

それぞれの最終製品に認証コットンが含まれているのか保証できない。

サプライヤーの負担:認証/比認証コットンの出入りのバランスを取らなくてはいけない(廃棄分を除く)

混合する時に量のコントロールが必要

時間のかかる調整作業が必要

モデル 4: 認証書取引

長所

サプライチェーンを変える必要がないので、コストを抑えることができる(フリーフロー)

「当社の製品は持続可能な調達と必需品の生産をしている」と主張することができる

持続可能な製品の現地の需要が現地の供給を上回っている市場にとって便利なモデル

短所

物理的に認証製品の供給はない。資格の取引だけ。

信用性信頼性は低い

消費者へのアピールは難しい

各モデルの特徴のまとめ

特性/モデル
モデル 1 識別
モデル 2 分離
モデル 3 マス・バランス
モデル 4 認証書取引

販売された認証コットンの量が購入された認証コットンの量と一致する(または超えない)ことを確認する

一定期間内の分量調整にひもづけられたトレーサビリティ

認証コットンと非認証コットンの混合を許可する

物理的トレーサビリティ

最終製品もしく実際の製品の中の部品の供給源を特定する

しかしサプライチェーンによっては、「供給源」が識別モデルほどには具体的でない可能性もある。(例:原産国や地域までなら特定できる)

サステナビリティのスタンダードプログラムが使用しているトレーサビリティ・モデルの例

コットンのサステナビリティのスタンダードやプログラム は様々なモデルを提供しています。以下の表にまとめました。

スタンダード
モデル 1 識別
モデル 2 分離
モデル 3 マス・バランス
モデル 4 認証書取引

リントレベル

(BCIを通じて)

(農園からジンニング工場まで)

リントレベル

ジンニング工場から最終製品)

インドでのパイロット版

(農園から最終製品まで)

リントレベル

(紡績工場以降)

フェアトレード・コットンクラシックモデル

フェアトレード・コットンマス・バランス・モデルから調達

紡績工場の前まで

紡績工場以降

リントレベル

(BCIを通じて)

オーガニック

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